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私の場合 |
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すごく印象的だったもの。
結婚した当人たちにとっては、あまり良くない結婚式になっちゃったかもしれない。
就職して2年目に、ある男友達から招待状が届いた。
比較的おとなしい性格の男友達でしたが、あまり異性の友達を招待するのは聞いたことがないし、出席するか迷っていた。
「そんな堅苦しい結婚式とちゃうし、気にせず出席してや」
実は、その男友達の奥さんとなる彼女が、少々苦手なわたし。
よく聞くと、彼女の方が出席者も多く、つりあいをとるのに出席してほしいと・・・
決心したわたしは3万円を包み、同じように招待状がきた女友達1人と、他の男友達3人と共に、いざ式場へ。
まず、そこでおどろいた!!!
公民館?と思うくらい質素な建物で、普通の階段に一応って感じで赤い絨毯が敷かれている。
白無垢で招待客をお出迎えし、ウェディングドレスで入場。
当然、お色直しなどもなかった。
出てきた料理も、お重に入ったお弁当的なもので、飲みものもビールと焼酎にオレンジジュース・ウーロン茶のみ。
テーブルも折りたたみの長テーブルに白い布をかけただけのもの。
早くも3万円包んできたことを後悔したわたしたち。
そこへ友人代表のスピーチに一人の男友達が前へ。
なんと、その友達は何も中身を考えておらず、酔いと前へ出たことの緊張感から、「緊張して忘れてしまいました!え〜・・・」
スピーチらしいことは何も話さず、席まで帰ってきてしまった。
その彼につづくスピーチを受けた女の子も、つられたのかしどろもどろになってしまった。
司会者もホテルの人のように気の効いたフォローもできず、結婚式終盤、花嫁の親戚が酔っ払って終わりを迎えた。
いろんな披露宴に招待していただいたが、これほど損した感のある結婚式は、後にも先にもこれだけでなないだろうか・・・
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